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【帰国子女の転職活動記】辛かったこと3選とその乗り越え方

こんばんは。つばめです。


今回は帰国子女が転職活動において陥りがちな罠、辛さ、そしてその脱却方法について書きます。


正直、就活の時は日系企業であれば語学だけでも押せることがあり、スキルは入社後つけていく。という意識でもいいです。


ですが、転職だと罠にハマって抜け出せなくなる可能性があります。


罠にハマって「好条件なポストに行けない、転職できない。」と焦る前に、英語(滞在国語)以外で別のスキルを身につけましょう。


英語(滞在国語) x 別スキル があれば転職市場で自分の価値を高めることができます。


目次

【帰国子女の転職活動記】辛かったこと3選

Trapped, man


実際に私が転職活動していて感じたのは、自分の長所は短所にもなりうる。そして自分のキャリアを自分で狭める可能性があるということです。


とにかく落ちる

interview, man, woman



就活の時と同じですが、とにかく落ちます。


就活の時と異なり、エージェント経由で落選理由を教えてもらえることもありますが、基本定型文。


ずっと続くと「自分に存在価値なんてないのでは?」と落ち込みます。


私は条件にこだわったので10か月もかかりましたし、139社も受けたので辛かったです。



早く嫌な職場から転職したくてギリギリの精神状態だったのに、選考に落ちまくるというのは精神的にだいぶ不安定になりました。


関連【帰国子女の転職活動記】今職場が「辛い」「辞めたい」と悩んでいるあなたへ


通訳止まりで裁量の高い求人を与えられないことも

帰国子女。第二言語がしゃべれると周囲に言うと皆さんどんな経験をしましたか?


その言語の資料を大量に持ってこられて「ちょっと軽く翻訳頼むよ。」とか重役の海外出張エスコート、お客様のアテンドが多いなんてことありませんか?


自分が就活の時に英語(滞在国語)があるというだけで頭1個出た。会社でも第二言語使って仕事している。よし転職もそれでやろう!と思うと罠にハマります。


その罠というのは、安月給の通訳、便利屋です。


翻訳した資料やアテンドで何か成果出しましたか?


たとえば営業なら「アテンド+お客様のニーズを汲んだ資料を作成し、大型案件を受注、成功へ導いた。会社HPにもその案件が掲載されている。」


間接部門なら「海外子会社設立のため、様々な国の外資規制、税制を調べ、最適国を立案、設立、運営を軌道にのせた。」でしょうか。


※あくまで上記例は「アテンド、通訳スキルで何か成果を出した」がイメージしやすいようにハードモードにしてしまいました。


本当に「英語(滞在国語)」にこだわりすぎると「幼児向け英語教室教員」くらいしか求人がありません。

私が見た英語教室求人

・勤務地:首都圏勤務
・雇用体系:契約社員
・勤務体制:シフト制(土日含む)
年収:250万円~


首都圏で年収250万円って実家暮らしでないと厳しいです。

実際に私も転職活動中に言われたことあるのですが

面接官
面接官

英語しか話せないお客さんがいてね。

商品の営業やプレゼンは我々がするからその間のつなぎの雑談というのかな。そういうのを君に任せたくて。

つばめ
つばめ

いや私もそろそろ小さい子に「おばさん」と言われてもおかしくない年齢なんだけど合法水商売おねえちゃんポジションか。お断りしよう。


ここはまだはっきり面接の段階で言ってくれたのでよかったですが、そうでなく転職していたらと思うと寒気がします。

自分の英語(滞在国語)に主軸転職するときに「英語、転職」、「帰国子女、転職」で調べる、または転職エージェントによって出される案件のピンキリ度の高さにびっくりします。


あくまで年収ベースの話ですが、下は「幼児向けの英語教室 250万円~」


上は「海外マーケティング部門 800万円~(大企業スーパーエリート)」


その中間が意外とありません。


その時に気が付きます。


「英語(滞在国語)がない自分は、他にどのようなスキルがあるのだろう?」

struggle-man
エリートのつもりが便利屋



新卒で入社歴が浅い帰国子女のあなた。


ついつい滞在国と同じ文化でご自身の意見を言いすぎていませんか?


会議で自分の意見を言う。改善案を上司に提案してみる。ならば、ご自身が「空気を読まずがんがん意見を言う若手」キャラで出過ぎた杭になればいいです。


でももし


「自分、帰国子女なんてそれを生かせる業務だけしたい。」


と言っているのであれば自分で自分の市場価値を落とす行為なのでやめましょう。


外資系の面接でとどめを刺される

日系企業はまだ英語がしゃべれるというだけでプラス評価になる会社もまだ多いです。


外資系との面接の後は心が折れましたね。


なぜ今の部署に配属されたのか。と聞かれたとき「海外在住歴が長く、英語が話せるからでは。」と答えた時


「大学の学部も見ず、適当に配属されたのね。かわいそうに。30近くでこんなノーキャリになっちゃって。


と面接官に同情されたのは忘れられないです。


【帰国子女転職活動記】辛かったことを乗り越えた方法

そんな絶望的に理想の職場に転職できるのか?という状態の私でしたが、10か月かかって転職できました。



たくさん面接を受け、落ちることで


「何を自分に求められているのか。」

「どういう企業が自分のスキルを求めていて、どう伝えればそれが先方にも伝わるのか。」


を考えるようになりました。


転職エージェントの力を借りる

colleague, woman, man



自分で考えて英語(滞在国語) x 別スキルを伸ばすのもいいのですが、客観的に自分の転職市場を見るため転職エージェントに会いましょう。


関連 【おすすめ】帰国子女向け転職エージェントランキング


今は転職する気がなくても、今の自分のスペックならばどのような求人が紹介されるのか。


自分が望む条件(高年収、フレックスな勤務体系)に転職するためにはどのようなスキルが求められるのか。を現実を知ることができます。


そこで大まかな方針を作成し、その大きな方針を肉付けする経験を現職で積み上げる。


または思い切って未経験可の求人に転職する(20代ならおすすめしますが30過ぎたらおすすめしません)


と選択肢が広がります。


転職エージェント利用料は無料ですし必ず転職しないといけない。というわけではないので、会うだけ会ってご自身の市場価値を知るのもいいですよ。


面談してもらうことで自分のアピールポイントも棚卸、言語化もできます。


面接のときに自分のアピールポイントで語学力を出すのをやめた

語学がない状態の私に価値?と考えていましたが、海外関係の仕事をしていてもアピールの仕方を変えました。


具体的には「英語ができるからこういう仕事を任せてもらえ、このような成果を出しました。」と以前面接で答えていたのですが


それを


「海外プロジェクトでこういうことをして、このような工夫をし、成果を出しました。」と語学ができることをやんわり匂わす。程度に留めました。


その企業が仮に海外案件がなくても、こういう仕事をし成果を出したと伝えました。


【帰国子女の転職活動まとめ】辛かったことと乗り越え方

自分が日本生まれ、日本育ち、日本語しかしゃべれない人材だったらと仮定した時に「自分にはこれ!」と言われるスキル、経験がありますか?


その掛け算ができると転職市場価値が高いです。


転職市場の市場価値を高めるためにお互い外部情報を上手に活用しましょう。




See ya!

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